蓄熱式電気床暖房
床暖房「スミターマルシステム」は、安価な夜間電力を利用した蓄熱式の床暖房です。ランニングコストは一般電力よりもお得になります。
◆輻射暖房としての快適性
◆高い安全性
◆維持管理の容易性(メンテナンス・フリー)
◆優れた制御性と手軽な操作性
◆暖房の立ち上がり時間が不要
◆維持費の低コスト化を実現
【ルナホット】は電気ヒーターによりスミターマル(潜熱蓄熱体)とコンクリート(顕熱蓄熱体)に蓄熱させ、その熱を暖房に利用するシステムです。
電気ヒーターやスミターマルはコンクリート内に埋設して使用しますので、病院・学校・福祉施設などの大きな建造物に適しています。
【ルナセラー】は電気ヒーターによりスミターマル(潜熱蓄熱体)に蓄熱させ、その熱を暖房に利用するシステムです。
暖房する部屋の用途によって厚みの違うスミターマルを利用します。
根太組構造の根太間にスミターマルを設置して電気ヒーターを配線しますので、学校・福祉施設などの建造物に適しています。
【ルナプラス】は、夜間の安価な電力を利用する従来の蓄熱式床暖房システムの熱源を
省エネ性の高いヒートポンプ温水熱源機に変更したことにより、さらに経済性に優れたシステムとなっています。
夜間に蓄えた熱を自然に放熱することで快適で安定した暖房空間をつくります。
福祉施設・保育園・住宅など、長時間暖房が必要な様々な建物にご利用いただけます。
【スミウォーマー】は昼間の一般電気を使用し、電気ヒーターで暖房を行うシステムです。
電気ヒーターは床の構造により、コンクリートに埋設するタイプと根太間に設置するタイプがあります。
必要な時に必要な場所を暖かく快適に暖房します。
浴室・トイレや事務所など時間や場所の限られている部分に好適なシステムです。
■ スミウォーマー カタログ ■ (PDF)
1994年にオープンしたターミナルビルは、ロビーを中心にスミターマル・システムによる床暖房を採用しています。
■使用システム■
ルナホット
松本空港ターミナルビル株式会社 N様
この空港は内陸にあり、冬は大変寒くなります。暖房をどんな方式にするかは建設計画の段階から大きな問題でした。吹き抜けの空間部分が広いため、エアコンですと1階と2階の温度差が相当できてしまいます。1~2階の温度を平均化してお客様に快適な旅を提供したい、また無駄な暖房コストを排除したいということで、床暖房の採用を決めました。
ねらいどおりの快適な空間ができあがったと自負しています。お客様はとりたてて暖房を意識せずに、いい感じでくつろいでいらっしゃいます。暖房に関するクレームはまったくありません。「やさしい暖かさ」が床暖房の特徴ですね。空調と違って、室温も低めですし、暖房をしていることを感じさせませんが、足もとからふんわりとした暖かさが伝わってきます。寒い外部からロビーに入ったときに心地よい暖かさでお迎えできます。
また、深夜電力を利用しているので暖房コストも低く抑えることができ、保守費用もほとんどかからないので、非常に満足しています。寒冷地にはもってこいの暖房設備です。
長野県麻績村の特別養護老人ホーム サンライフおみ は平成6年3月に完成しました。フロア全体にスミターマル・システムによる暖房が採用されています。
■使用システム■
ルナホット
所長 Y様
他の施設で床暖房を採用してたいへん効果があったので、ここでも床暖房を採用しました。デイルーム、コミュニティ・ルームや居室だけでなく、廊下やトイレなど建物全体に床暖房を設備しています。
特にデイルームは2フロアの吹き抜け空間ですが、足もとが暖かいと好評です。空調による暖房では乾燥してのどが痛いといった苦情が必ずあるのですが、ここでは暖房に関する苦情はまったくありません。
介護員さん
柔らかい暖かさがいいですね。
危険もまったくありませんし、廊下やトイレも暖かくてどこへ行っても温度差がないので、たいへん安心です。
長野県の坂城中学校は廊下などは除き、普通教室や特別教室を中心に床暖房を使用しています。
■使用システム■
ルナホット 、ルナセラー
床面のクッション性を考え、ルナセラーを中心に施工。
教頭 近藤 恒昭 先生
ストーブだと、教室全体を均一に暖めることができません。ストーブの近くでは熱く、反対の隅のほうは寒いというのが教室の一般的なイメージでした。その点、床暖房は教室内の温度差をなくすことができます。
生徒の反応は良好です。「ホテルのような感じだ」と快適さを表現しています。朝、学校へやってくると教室がすでに暖まっている、ストーブが置いてなくて教室が広々としている、煙突がないので窓からの採光も妨げられない、といったことから都会的な印象を受けて、「ホテル」と表現しているのだと思います。
「小学校では頭の方は暑いけどひざから下が寒かった。中学はそういうことがなくて快適。」という声を聞きます。席では上履きを脱いで素足で暖かさを楽しんでいる生徒も居ます。また、電気を熱源にするスミターマル・システムは排気を出さないので、排気臭がないのも快適さの一つです。
生徒
一日中、教室のどこにいても暖かい。小学校ではストーブの近くは熱くて、遠いと寒かった。つま先が冷たくならない。
潜熱蓄熱材
潜熱蓄熱材「スミターマル」として、お客様の様々なニーズに対応してまいりますので、お気軽にご相談ください。
■ 各種温度帯の蓄熱材製造検討
■ 蓄熱材を入れる容器の形状、材質等の検討等
品番:25P9BX
容器寸法(mm):845×270×9t
融解温度:25℃
凝固温度:21℃
総質量:2.22kg
蓄熱材質量:1.52kg
蓄熱量 (kJ/枚):125
品番:25P15BX
容器寸法(mm):550×250×15t
融解温度:25℃
凝固温度:21℃
総質量:2.15kg
蓄熱材質量:1.65kg
蓄熱量 (kJ/枚):135
品番:25P20BX
容器寸法(mm):600×250×20t
融解温度:25℃
凝固温度:21℃
総質量:3.20kg
蓄熱材質量:2.61kg
蓄熱量 (kJ/枚):214
品番:25P25BX
容器寸法(mm):600×250×25t
融解温度:25℃
凝固温度:21℃
総質量:3.90kg
蓄熱材質量:3.24kg
蓄熱量 (kJ/枚):266
品番:32P9BX
容器寸法(mm):845×270×9t
融解温度:32℃
凝固温度:30℃
総質量:2.57kg
蓄熱材質量:1.87kg
蓄熱量 (kJ/枚):290
品番:32P15BX
容器寸法(mm):550×250×15t
融解温度:32℃
凝固温度:30℃
総質量:2.49kg
蓄熱材質量:1.99kg
蓄熱量 (kJ/枚):308
品番:32P20BX
容器寸法(mm):600×250×20t
融解温度:32℃
凝固温度:30℃
総質量:3.70kg
蓄熱材質量:3.11kg
蓄熱量 (kJ/枚):482
品番:32P25BS
容器寸法(mm):550×250×25
融解温度:32℃
凝固温度:30℃
総質量:3.70kg
蓄熱材質量:3.11kg
蓄熱量 (kJ/枚):482
品番:32P25BX
容器寸法(mm):550×250×25
融解温度:32℃
凝固温度:30℃
総質量:4.50kg
蓄熱材質量:3.84g
蓄熱量 (kJ/枚):595
品番:32P40BY
容器寸法(mm):550×250×40t
融解温度:32℃
凝固温度:30℃
総質量:6.01kg
蓄熱材質量:5.08g
蓄熱量 (kJ/枚):787
その他寸法の容器への充填はご相談ください
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【パッシブ・スミターマル】はお部屋を快適な温度に保つのに最適な特性を実現するよう、融解と凝固の温度を調整した蓄熱材です。
暖房や昼間の日差し、日常生活で発生する熱で暖められると23℃で融解し、お部屋の温度の上がり過ぎを抑え(蓄熱)、お部屋の温度が冷えてくると19℃で固体に戻り、凝固熱を発生します(放熱)。
このように20℃前後で蓄熱・放熱して急激な温度の変化を抑え、お部屋の快適化のお手伝いをします。
株式会社福地建装(本社:北海道北斗市)のFAS工法住宅
福地建装のFAS工法住宅は、同社が何千棟という数の住宅建築に関る過程で、100年以上快適な住宅を造れるのか、ゼロエネルギー住宅は可能か、健康住宅は何を基準にするか、等の問題を追及しつづけた結果生れた高い耐久性と気密・断熱性能を持つ住宅です。
冬場は内部発生熱と窓から入る太陽熱を蓄熱、夏場は専用エアコンの効果により蓄冷することのできる、高熱容量の住宅を支えているのは、床下のFAS専用蓄熱パネル「FASタイトプレート」です。FAS工法住宅は当初は床下に蓄熱材として砕石を使用していましたが、FASタイトプレートの採用によって一段と高性能を実現できました。砕石は放熱で発熱体自体の温度が下がりますが、FASタイトプレートは一定温度で長時間発熱を続けます。夏場、25℃以上の気温になると、FASタイトプレートの吸熱量は砕石と異なり大幅に低下する特性となっており、熱い夏場に余計な放熱を起こしません。
この優れた蓄熱性能はパッシブ・スミターマルで実現されています。
http://www.fas-21.com/
住建資材部 床暖房チーム | TEL:03-6837-9203 FAX:03-6837-9204 |
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